美術展」カテゴリーアーカイブ

縄文展 1万年の美の鼓動 

トーハクに「縄文展」見に。昼前到着、学校の夏休みが始まる前だから空いてるかな?と思ったら、結構混んでたけど並ばず入れた。

縄文展2018

約10000年近く続いた縄文時代、土偶と土器の形状が年代により変化していく様が面白い。この頃は、フツーに刺青とかしてたんだろ〜な〜。ピアスも耳たぶにはめ込んでたみたいだし。

縄文展2018

撮影可能ゾーンは展示室2のこちらと、土偶の頭部ひとつのみ。ここにはないけど、火焔型土器がニワトリの頭模様でカワイイ。

縄文展2018

イノシシ。リサラーソンっぽい。てか、他にもリサラーソンか岡本太郎作みたいなのがいっぱいあった。

縄文時代と同時期の黄土、インダス、メソポタミア、エジプト文明の土器も。展示数が少ないのでアレだが、それらと比較すると縄文式土器って普段使いとしては「凝りすぎ感」が。火焔型土器は祭事用なんだろうけど。

「米を煮炊きして吹きこぼれた時洗いやすくするために、弥生時代の土器は簡単な形になった」的なキャプションが。美意識というより、実用だったのか弥生式土器。

縄文展2018

隣の考古展示室、一部は撮影可能。触れる土偶や銅鐸あり。

はにわ

なんかホッとするよ埴輪。

 

写真展巡り+中世より愛を込めて


フジモリメグミ写真展

フジモリ メグミ 写真展「 kairos」銀座ニコン

独特の構図というか間合い、高橋ヨーコさんの写真思い出す。広くはないニコンサロンの壁3面に、2メートル近い大判プリントで展示。大胆!(その分メッセージが強く伝わるという事かな‥)

中川司 作品展 Boys and Music中川司 作品展 Boys and Music

中川司 作品展 「Boys and Music」ソニー銀座
SFポルノグラフィらしい。男性ヌードと、「水、空、壁、紙」他のマチエールを合成。徹底的に「生臭さ」が排除され、写真の向こうにあるストーリーに想像力をかきたてられる。(よく見ればシワとか毛とかあるけど)見る人を突き放してる感が気持ちいいです。

野口哲哉 「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」

野口哲哉 「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」ポーラミュージアムアネックス

中世の武士フィギュアと絵画。山口晃より人間臭い。中世のヨーロッパ絵画とリンクさせてる感じで面白かった。

野口哲哉 「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」

野口哲哉 「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」

バックスタイルも隙がない。

野口哲哉 「~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love」

室町時代近辺、ヨーロッパは北方ルネサンスが始まった頃。その時代の代表的な作家の画風で描かれた武士が個人的にはツボ。
ブリューゲル風のこちらの2枚、お金持ちだったら買いたいくらい。

エルメス「彼女と。」

エルメス「彼女と。」
係員のチェック後はエルメスのスタンプが。

エルメスと新国立美術館の共同企画、「彼女と。」エキストラで参加。
チケットはスマホ提示。新国立美術館内はFreeWi-Fiなので、スマホ無い自分はiPod touchで何とか。

エルメス「彼女と。」
「彼女」のイメージショートフィルムを鑑賞後、いくつかの映画セットで繰り広げるお芝居で「彼女」の輪郭を描いていく。
セットの衣装や家具が多分エルメス。この「カンバセイションチェア」は$9,500(う)

エルメス「彼女と。」
エルメス「彼女と。」

会場の映画セット。手前にあるモニターで、お芝居で語られた「彼女」の映像が流れる。

エルメス「彼女と。」

バックヤード部にはエルメス製品がいっぱい。もちろんタッチ不可。他の参加者さん達が激写してたのでインスタやtwitterに沢山UPされてるんじゃないでしょか。

エルメス「彼女と。」

エキストラも参加する屋上のパーティー。美人モデルさんが眼福。

エルメス「彼女と。」

「彼女」の部屋。家具はほぼエルメスと思われ。
左奥のテーブルは$9750、チェアは$11,500(セットだと$55,750?!)、手前のローチェアは$8,500。
家具好きなのでそっちのチェックばっかですが、セットやバックヤードに無造作に置かれた衣類やバッグ、アクセ、シューズ…エルメス好きな人はたまらんでしょうね。

価格は全て、USのエルメスサイト

1時間どっぷりエルメスで、無料(要予約)。大掛かりなエルメスのファッションショーとはいえ、これだけ楽しませて太っ腹。クリスマスのネット広告もステキなエルメス、ありがとー!

エルメス「彼女と。」

ラスト「女優の控え室」フランス語のメモ、達筆過ぎて読めない!(最後の1行が「彼女は誰?」ぽいか?)

teamLab Borderless_チームラボ ボーダーレス

チームラボ

お台場 森ビルアートミュージアム「チームラボ ボーダーレス」へ。
金曜午後3時到着、10分待ち。(スマホないからチケットはネットで購入してプリントアウト。)

チームラボ Flower forest

Flower Forest: 舞い散る花々が壁面に。

チームラボ 浮遊する巣

浮遊する巣:15分近く待ち。ヒール禁止。ネットに寝っ転がって360度の映像、日本科学未来館でも展示した「追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点」。実は今回、これが個人的には一番良かったと思う。

地形の記憶:紅葉、稲穂、ホタル、タンポポの綿毛が投影。人の動きにより変化するらしいのだが、わからなかったな…。

くぼみにある宇宙

くぼみにある宇宙:通路の途中の休憩スペースっぽい。「浮遊する巣」と同じ作品も、ここで見られる。20分近く寝転んでぼーっと。

憑依する滝憑依する滝
人々のための岩に憑依する滝:銀座SIXのアレもチームラボ制作でしたよね。滝と花のコラボで変化し続けてた。

世界は暗闇から始まるが、それでもやさしくうつくしい
世界は暗闇から始まるが、それでもやさしくうつくしい:滝の横の壁面。壁面に映る「漢字」や「蝶」に近づいたり触れたりすると花が咲く等の変化が。これは前回の展示と同じ。

クリスタルワールド:床が鏡、スカート厳禁。実際見ると光の雨が降って来るみたいでキレイ。

Black Waves

Black Waves:360度、荒々しくうねり続ける波。ちょっとひと休み出来る。

ランプの森

ランプの森:ここも床が鏡。5分くらい並ぶ。ランプの色が変わり続ける。滞在時間が2〜3分しかないので数回チャレンジ。

光の彫刻:スポットライトと加湿器で蒸し暑い空間。他の部屋が冷房効いてるのでホッとするw.大昔行った戸川純のライブを思い出した。

「運動の森」山山と深い谷:足元暗い、コケてる人いた。

生命の森:触れると風船の色が変化していたような……。

光の森:同じ色の光のボルダーを掴んでゴールまで。ボルダーの色が変化するので結構ムズイ。

エアリアルクライミング:ブランコというか吊り橋っぽい棒をゴールまで。前にニブそな外国人がいて橋を揺らしまくり。足元が気になり周りの映像楽しむヒマなし(涙

「運動の森」ゾーンの幾つかとティーハウス(並んでた)は素通りしたけど、これだけで3時間半経過。
通路に投影される画像もずっと変化し続けるので、ひと通り見たり触れたりするだけでもかなりの時間が。
7月末まで2400円、8月〜は3,200円なのでお早めにどうぞ。スカートとヒールは避けてね。

「第12回shiseido art egg」冨安由真展

yumatomiyasu

「第12回shiseido art egg」冨安由真展資生堂ギャラリー

小部屋をめぐるインスタレーション。
数年前の「目」のインスタレーション『たよりない現実、この世界の在りか』を思いだす。
「心霊」がテーマなので、ポルターガイストっぽい「しかけ」あり。(ちょっとビビる)

yumatomiyasu

記念撮影♡

各部屋にある鏡と絵画が不気味さ増し増し。

見る人によって感想が異なりそうな、砂に埋まった小部屋。
個人的には、なんだかすごく虚しい感。

ラスト手前の部屋(一番上の写真)がメイン展示。
展示されたアイテムをじっくりと眺めるなりして、3分くらいは滞在しないと
この部屋の楽しさが味わえない。
平日、人が少なめの時に再訪したいー!