美術展」カテゴリーアーカイブ

日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション

台風が関東をかすめた金曜日午前中、「空いてるかも?チャンス!」と東京現代美術館「日本現代美術私観:高橋龍太郎コレクション」に行った。(ぼちぼち入ってたが見易かった)

主な展示風景はリンク先の美術手帖をご覧ください。

テレ人リスナーには嬉しい高橋龍太郎先生の学生時代のお写真(美男子)や愛読書(撮影不可)
高橋龍太郎年表の展示もあります。

精神科医の収入だけでこのコレクションは築けまいと謎だったのだけど
バブル前から投資に励んでらっしゃった様子。納得〜!!!


53歳(25年前)でアート購入合計3億円(驚!)相続考えたらそろそろ「高橋龍太郎ミュージアム」作りそうだニャ。
テレ人デビューも刻んであります。

個人的に印象的だったのは
村上早《おどり》下《嫉妬ーどくー》エッチング。不穏な雰囲気が素敵。
鴻池朋子の皮緞帳・シリウスの帰還等大型作品や映像作品も多々で1時間半はかかるかも。

今日のミケーネたんは5.2kg。夏バテ関係な〜し。

ホックニー 展

22日火曜、東京現代美術館にデイヴィッド・ホックニー展見に行った。平日午前中でも結構混んでた。

iPad作品の大絵巻「ノルマンディーの12か月」すごく良かった。

描き込みスゴイ!


名和晃平「PixCell-Deer #17」

ホックニー展のチケットで見られる常設展(MOTコレクション)もオススメ。
ホックニーと同年代(1歳上)の横尾忠則コレクション見応えあり〼

ミケーネたん。暑さのせい?ウエットフードを激しく御所望。

宮島達男 クロニクル1995-2020

宮島達男クロニクル展観に、千葉市美術館。1年ぶり〜。
月曜朝イチで入場したせいか、ほぼ展示室に一人で観られた。

8階は人物によるカウントダウン映像作品とボディペインティング、柿の木プロジェクト。
「counter voice in wine」「Counter Voice in Chinese Ink」
(ワイン(または墨)を入れたボウルに顔を突っ込む映像作品)
社会的な意図のある作品なのは分かるんだけど、水泳の息留め練習を思い出してブルー……


7階にはデジタルカウンター作品の広間が。
ここを抜け2作品を鑑賞後、ラストに「地の天」。
直径10メートル近くの円形木枠の中に青色のデジタルカウンターが浮かび上がり幻想的。
カウンターの速度の違いに色々思いを巡らせる。
川村美術館でも観たけど、こんなに大きくなかったような。

1階さや堂の「floating time」
自分がiPadに入れてる時計アプリ「時玉」みたい。

5階常設展示の特集:榎倉康二(宮島達男が芸大時代に師事)も見ると鑑賞の深みが増し面白かった。
「地の天」は榎倉康二への追悼の意もあるらしい。
千葉は遠いが観に来て良かった。
1月半ばからは田中一村展、また来なきゃ。

千葉駅で、駅員たちが階段の装飾シールを懸命に剥がしてた……。

瀬知エリカさん個展

MJイラストレーションズのOB,瀬知さんの個展に。六本木のストライブハウスギャラリー。

「売り声図鑑(第三巻)」の原画が一面に。資料の少ない時代のものをここまで描き込める画力、凄いと思う。
江戸の町に紛れ込むクロネコのコテンカちゃん探しも楽しい。

自分の皮で出来た三味線を弾く猫だったりして(汗……

ストライプのベランダに初めて出た。
右側は東洋英和の敷地、左側は都有地らしい。
この近辺、昔、明菜ちゃんがが自殺未遂したマンションもあったよね〜。(今もある)

昨日は敬老の日、今日は秋分の日。知らぬ間に祝日が移動してて、昭和のオバチャンは困惑。

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる

「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」東京現代美術館へ。
雨だから空いてるかと思いきや、9:50分で5人位並んでた。

参加型作品の「サンライト・グラフィティ」は整理券が必要。
入館と同時にブースに直行して整理券をもらい、10:15分から12分程度。知らないオジサンと2人で光で絵を描く。
身体を派手に動かさないと面白い線が描けないので、結構疲れる。
(11時頃には「13時開始」の整理券配布してた)

サステナビリティの研究室。サンライトグラフィティには手前のひまわり型のライトを使用。

「太陽の中心への探査」キレイ!

「あなたに今起きていること、起きたこと、これから起きること」
3色のランプで出来る自分の影。手足を大きく動かすとキレイな影が出来て面白い。

「人間を超えたレゾネーター」シンプルな仕組みで出来る同心円の影。超不思議!

「ときに川は橋となる」現代美術館の吹き抜け全体を使った大きな展示。
センターの水皿が定期的に動き、頭上のスクリーンに波が投影。絶えず変化し続け、見てて飽きない。

「ビューティー」ミストに光が当たり「虹」が出来る。見る角度で様々な虹を捉える事が出来て面白かった。

「溶ける氷河のシリーズ」アイスランドの氷河定点観測、左が1999年、右が2019年。風景の変化にゾッとした。
この部屋の展示は、今日本に起きてる自然災害を彷彿とさせる作品もあったりで色々考えさせられる。

鑑賞者も動かないと作品を堪能しきれない、観る側のセンスも問われる展示でした。

写真展巡り

富士フイルムスクエアで展示中の
大竹英洋写真展「ノースウッズ-生命を与える大地-」へ行ったらまさかの休館。
楽しみにしてた写真展なので残念…

気を取り直し、島村 恵美 写真展「ねこがいる」オリンパスギャラリ-東京(新宿)
日常の風景に写り込むネコ。会場にいるおっさん達が「この写真の中にネコが必ずいるんだよ」とネコ探しに夢中になってた。
目視だと大きいネコの存在感も、標準〜広角のスナップショットだと小さくなっちゃう。それがミョーに面白かった。が、私が一番「この写真、ネコどこ?!」と迷ったのは2番目の八百屋の写真。ウェブだと簡単に見つかるなあ、何故だ?

写真展じゃないけど松屋銀座の「リサラーソン展」も観てきた。
前回より洗練された感じの作品(アメリカ時代のが超カワイイ)多い。
ネコのマキシがタマコにしか見えない…。

MJ展2020

MJ展、六本木ストライプスペースへ。
今回で最終回。実は2回めまで出品してたので観に行く。生徒増えたなあ…….

以前はもっと小さめなギャラリーでやってたのが(前期後期と分けてたけど)今はストライプの3フロア使用。
作品数多くて見るのに小一時間かかる。

今回のMJブック2020のカバーは若林夏さん(右側)です。描き込みスゴイ!

千葉格 報道写真展「BACK-GROUND」六本木富士フイルムスクエア
メッシも後姿ですw 海外のファンは熱さが違うと思いました。なぜだろう?日本の応援も派手だけど。

GalleryX企画写真展 広告作品写真展 「X Commercial」富士フイルムスクエア ギャラリーX

富士のXシリーズ広告に使用された写真をノートリミング(たぶん)で。かなり仕事の参考になった気がする。
米屋さんのD51がスゴイ!
カメラの広告って、購買層の幅を広げるためにはマジでイメージ写真が命。
「私もこういう写真撮りたい!or撮れるかも?!」って衝動起こさせてナンボだと思います。

ハマスホイとデンマーク絵画

「ハマスホイとデンマーク絵画」東京都美術館。
初日に行った。混み具合はそこそこ。
2008年の西洋美術館のがかな〜〜〜り良くて画集(オランダ語…読めない)も買った程好きな画家なので。
(前回は「ハンマースホイ」だったが、今回は「ハマスホイ」。監修者の違いらしいけど)

今回のは、半分強が同時代のデンマーク絵画。
可愛らしい色彩の多い同時代の作品から
グレイッシュなハマスホイの部屋に入る時の扉と窓のオブジェが印象的。
作品数は前回ほどではないものの、見た事ないのが数点あった(風景や寝室、ピンク色の室内、蝋燭の灯りなど)

帰宅後、前回のチケットと今回のチケットを見比べる。どっちも同じ「背を向けた若い女性のいる室内」。なぜ?
上の写真はハマスホイの写真。左上に例のボウル、座ってるソファも絵画の中に登場するもの。
部屋を描く時は、かなり「スタイリング」してた様子が想像できますねw

目 非常にはっきりとわからない 2回目

目 非常にはっきりとわからない 千葉市美術館へ。2度目。

会場が相変わらず「設営中」な雰囲気で、11月に来た時とほぼ同じでびっくりした。
11月は「これから7階と8階をそっくりにシンクロさせるんだろうな…」と思って帰ってきちゃったが
会場内にギミックが散りばめられてるのに今日ようやく気づいた。

ネタバレになるからとtwitterでは言葉を濁してる人多いけど、こんな過疎ブログ読んでる人いないから吐いちゃう。
床に置かれたゴミやガムテ養生用スリッパの位置、製作中の小道具、何気ないメモ、ブルーシートの汚れ等(他にも沢山ある)
ホントに細かい所まで7階と8階がシンクロ。何往復もしてるうちに自分が8階、7階どちらにいるかわからなくなる。
階段を使わせないのはその為?

製作中ぽいインスタレーションは「おとり」みたいなもんで、それだけで理解しようとしてるのは「木を見て森を見ず」かもと感じた。
気の合う友人と来たら、この展示をネタに2時間は飲めるだろうな。
また最終日近くに来ようと思います。

1階の工事中なロビーも壮大なギミックに見えてきた。
非常に感動した展示でした。

「画文集 芸人とコメディアンと」原画展

「画文集 芸人とコメディアンと」原画展を見に、成城学園前のカフェ&ギャラリー クオバディスへ。
17時なのにもう日が落ちて暗い。

峰岸逹先生の描く横山やすしは最高だと思う。
関係ないけど、今、西川きよしの「出囃子」は氷川きよしの「きよしのズンドコ節」らしい。

昭和の大御所芸人から……
(Katoさんと「脱線トリオ」の由利徹以外の名前が思い出せず悶絶する…「ハヤシもあるでよ〜」は思い出せるのに!)
(脱線トリオ、リアルでは見てないから仕方ないけど)

現在大活躍してる芸人まで。高田文夫さんと厳選(笑)したお笑い名人。トボけて味のあるイラストレーション和みました〜。