読んだ本」カテゴリーアーカイブ

3年前の写真

なんだか今年の年末はバタバタしてるので過去の写真を。

2016年、恵比寿ガーデンプレイスのクリスマス。

2016年11月のタマコ。あんまり変わってない。

「エロスでよみとく万葉集 えろまん」大塚ひかり 読んだ。
大塚ひかりの手にかかれば、日本古典文学はほぼエロエロしくなってしまうのだが
万葉集も防人歌でさえ妻を思う歌が多いので、やはりエロ歌が多いのだった。

かくばかり 恋ひつつあらずは 朝に日に 妹が踏むらむ 土にあらましを
(こんなに恋い焦がれるのなら、いっそ毎日あの娘が踏む土になりたい)

奈良時代にも、ちょっとヘンタイさんがいたんですね。
趣旨は違うが、数年前「道になりたい」と言って側溝にもぐり逮捕された例の男を思い出しました。

カゴ

カゴ入りビーたん

カゴ入りウメたん。
綿入りの猫ベッドより、カゴ+敷物(マメに交換)の方が、長く使えてるなー。

「マジカルグランマ」柚木麻子 読んだ。
「マジカルネグロ」という言葉初めて知った。今、日本のドラマでは「マジカルオネエ」というか「マジカルゲイ」が横行してるような気がする。(最近では凪の武田真治みたいな)
中盤からいつものマンガみたいな展開でラストは「そりゃないよ…」なオチだったが面白かった。

寒い

年始年末並みの寒さらしい。ビーたん「あんか」にペッタリ。

「一家心中があった春日部の4DKに家族全員で暮らす」建部 博を読んだ。
豊島区と春日部の「心理的瑕疵物件」に住んだ記録。豊島区の方は異音がしたりで『ひょっとして…』な感じだけど
結婚して住んだ春日部の物件は、ヨメと家族のキャラが濃すぎて(実父:行き倒れで死亡、実母:あやうくロマンス詐欺に、義父と義母は出会い系にハマる等々)霊より生きてる人の方が迷惑な展開だった…。ネタであって欲しい。

タマコ

タマコ、丸すぎる。タマオにその食欲を分けてほしい(涙

読んだ本
「日曜日の人々(サンデー ピープル)」 高橋 弘希
呑気なタイトルに反して、救いようのない「ノルウェイの森」のような設定。
ラストの集団練炭自殺の描写が克明過ぎてホラー….
この作家さんは本当に極限状態を読ませるのが上手いと思う。さすが芥川賞

「オカルトクロニクル」 松閣オルタ
古今東西の奇妙な事件を。中世魔女狩りから井の頭バラバラ事件まで検証。
遺族の気持ちを思うと何だが、面白かった。
「長岡京殺人事件」(山菜採りの主婦2人が殺害された未解決事件)の後日談が怖い。

「愛なき世界」 三浦しをん
大学の植物研究室のお仕事小説。(ほぼ植物の話です)
理系な実験部分を、研究室とは無関係な料理人「藤丸くん」のフィルターを通すので
ナズナに一切興味ない人でも完読できます。

「姑の遺品整理は、迷惑です」垣谷美雨
親の遺品整理でありがちな事が網羅。
「迷惑」から「姑に感謝」という感情の流れが美し〜くまとまってた。読みやすい。
まあ、実際は、こんなに外部の協力なんて得られないよと思う。

ねこのオーランドー

「ねこのオーランドー 海へいく」B4サイズの大きな絵本。
マーマレイド色のオーランドとキジトラのグレイス夫婦と子猫たちが、友達の馬「バルカン」に誘われて海水浴へ。
ラストはアフリカの女王様と無愛想な独身のおっさん(カムジョンさん)がゴールインでめでたしめでたしという
斜め上いく着地点。大人が読んでも面白いです。

空気で浮かぶ水着で水泳にチャレンジするが、水着に水が入り込み撃沈するグレイス…。
か、かわいい。

緑色の目をしたキジトラ猫、グレイス。実在したらこんな感じ?なタマコ。
グレイスは掃除も料理も得意なんだがな。

夕焼け

春らしい色の夕焼け。

ベランダはまだ肌寒い。あと2週間もすれば田植えの季節だなんてー。

読んだ本
冥界からの電話 佐藤愛子
北海道の別荘を襲う心霊現象を書いた「私の遺言」や「冥土のお客」は面白かったのだが。
医師のもとに、死んだはずの女の子からかかってくる電話のいきさつを書いたこれは…うーむ。
多分、この医師の周りの誰かのイタズラじゃないかな〜ラストもそれっぽいし。
命に関する事で大人をからかっちゃいけないよねー。

この先には、何がある? 群ようこ
群ようこの半生を、年代ごとに駆け足で。最近の群ようこのエッセイは何かとグチっぽかったけど
出版業界あるある的な嫌な目にも散々お合いで、グチる心理もわからなくはない。
(編集者の前言撤回、作品の流用使用印税問題、盗作その他色々)
それにしても、仕事がなくなった時に「かもめ食堂」とか、かなり強運の持ち主だと思う。

つれづれ

寸足らずなタマコ。顔がデカい訳ではない。

したり顔なビーたん。

昨日今日と健康診断の再検査であっちこっち行ってました。2週間後に結果、早く聞いてスッキリしたいー。

読んだ本
「ぼくたちは習慣で、できている」 佐々木典士
「7つの習慣」のような習慣系自己啓発本のハードルを低くしたような。
著者が「禁酒」と「早寝早起き」な生活を手に入れたというので読んでみた。「寝る前をつまらなくする」「今日を諦める」のが早寝のコツ…は?!
マジで眠れない人は、こんな本読んでないで心療内科行ったほうが良いんじゃね?!と思った……。
(酒はインフルなったついでに止められたらしい。私も一昨年それで半年禁酒したらヤセてしまったので飲酒復活)

「四十歳、未婚出産」 垣谷美雨
高齢未婚出産以外にセクハラ・育休・時短勤務・婚活・国際結婚・外国人児童問題他にも色々といまどきの社会問題がてんこ盛りすぎて
本題が霞んでしまった感も。まあ、それが垣谷美雨さんの最近の作風のような気もする。
「相手」の水島くんがクソ過ぎ。コイツの事だけで他の作家さんなら1冊書けそう。

またもや寒い

久々ウメちゃん、ブラッシング後ご機嫌な模様。

タマオくんカワイイ!

最近読んだ本

「火のないところに煙は」芦沢央
実話系っぽい語り口と、生きてる人の方が怖い的なオチ。最近の日本のホラーはこういうのが流行り?

「そして夜は甦る」原尞
1988年初版、2018年ハヤカワのポケミスで新装版。激シブ!
同じ1988年のベストセラー「ノルウェイの森」の再読はキツイが、こちらは今読んでも面白い。キザなセリフ回しも翻訳モノ読んでる感じで耐えられる。
登場する「都知事」が、元小説家で弟は映画スターとまんま石原慎太郎。だが、石原が都知事になったのは1999年。
一瞬「予言の書」かと思いました(笑

「このゴミは収集できません」 滝沢秀一
芸人+ゴミ清掃員のエッセイ。すんごい面白かった!
ゴミで民度がわかる…確かにー!!!
「ひとつルールを破る人(ゴミ出しの)はいくつも破る傾向にある」仕事でもよくある!

金持ち地域とそうでない地域のゴミ話も納得。
近所でも「分譲」「賃貸」マンションのゴミ集積所観察すると結構違う。
(不法な粗大ゴミが出てるのは、ほぼ賃貸の集積所)

一人当たりが出すゴミの量世界一はブッチで日本だそうで。
「リサイクル」(ゴミの分別)「買う前に本当に必要か思い返すこと」「生ゴミの水分をなるべく切る」という
個人でできることを気をつけようと思った。
(でも私の出すゴミの70%は猫砂……こいつを減らさにゃ)

Kindle Unlimitedで写真集

寒い…昨日との気温差あり過ぎー!
あんかの上のタマコ。

Kindle Unlimitedを利用してる。(月980円でKindle Unlimitedのアイコンがついたの読み放題)
今更、CRP CROSSROAD PROJECTに気が付いた(汗
一部の「名作写真集」的なものは有料だけど、Kindle Unlimitedの作品も多い。
Kindle Unlimitedは、「めくられたページ」数により作者に印税が入るので
「写真集」はいいかもしれない。文字ないとサクサクとページをめくるもんねー。
(『Dマガジン』もページ見られた分で印税決まるらしい)

草とビーたん

近所のKatoさんから猫草もらって大コーフンのビーたん。

爪が手にくいこんでるー、ゴメンナサイ!

「樹海考」村田らむ著 読んだ。
前半は樹海ガイド、後半は樹海の「アレ」について。
「ゴミ屋敷」本でウジ虫慣れしてるっぽい著者なのに、アレの写真を撮る時は手が震えたとか。淡々とした文章でも遺体発見時の動揺っぷりが伝わってきた。死体マニアのA氏が突き抜けてて凄いが、眼鏡は顔の一部です(目鼻が落ちてもメガネは落ちない縊死体)はちょっと引く。この本読んだら樹海で自殺しようとは思えなくなるかも…(釣崎清隆の写真集も然り)。