多摩動物公園へ行く予定だったのだがバナエさんの鼻風邪と外の強風で見送り。
外は寒いのだが室内はポカポカ。猫ズ、良かったね。
夕方木場公園へ散歩。早咲きの梅が咲いてた。菜の花も房総や二宮あたりは満開なんだろうな。
「ドクター・スリープ」面白かった。
シャイニングの続編だけど、ストーリーは「it」「ファイアスターター」っぽくて怖くは無い。基本エスパーもの。
壮大な禁酒小説でもあるので、お酒好きとしてはちょっと耳がイタイ。
映画化楽しみだけど、精神交換のとこはどうなるんだろ?
今日もタマオのお相手、仕事の合間に棒を振る。
ケナゲな視線で見つめないでー(困惑)
夕焼けビーたん。
最近読んだ本
「稽古とプラリネ」伊藤朱里
柚木麻子からグルメ要素を薄めにしたみたいな。アラサー女子の友情&恋愛がメイン。
主人公が様々な「お稽古」をするのだが、
ピラティスの先生の『わたしたちは生きているだけで、つねにだれかを傷つけているんですよ』は腑に落ちる。
『なんでも新陳代謝があります。古いものは追いやられる。だから人は新しいものを見ると、これまでの自分を否定された気分になります。がんばっていればいるだけ、そうなんです。でも、どうしようもありません。ずっとその繰り返しですから。変化についていくか、ほかに居場所を見つけるか、追い出そうとするものを逆に追い出すか。そのみっつのあいだで、なんとかバランスをとるんです。たぶん、だれでも』
年齢や生活環境で変化していく人間関係や仕事観を見つめ直す時の参考になるかも。
「緑の花と赤い芝生」伊藤朱里
同い年の小姑と兄嫁が同居、上手く行くはずない訳で。対局っぽい生き様の二人がぶつかるラストが面白い。
母との葛藤も絡んで、柚木麻子ほどほっこりしない展開がリアル。
「死に山(ディアトロフ峠事件の真相)」 ドニー・アイカー
1959年、登山に行ったロシアの大学生9名が凄惨な死体で発見された有名な事件の真相を。
ディアトロフ峠事件で画像検索すると、当時の遺体が出て来るので要注意。
地形や自然の脅威で彼らが追い詰められる様子を書いたラストは怖くて悲しい。
面白かった!!
うちのメス猫ちゃんズ。2ぴきともクール。
「大奥づとめ」 永井紗耶子
大奥のお色気、派閥争いはナシ。現在のどこかの会社でもありそうなお仕事小説。読後感も爽やかで面白い
「跡を消す 特殊清掃専門会社デッドモーニング」前川ほまれ
モラトリアム野郎だったのが、仕事を重ねるうちに「熱いヤツ」に変化してく主人公がちょっとウザいが
総じて淡々と進行する物語、エグい内容だけに読みやすかった。
まあ、実際死臭にまみれた部屋で、死者を慮りながら丁寧な仕事が出来るかな?とは思う。
「とんでもない死に方の科学」コーディー・キャシディー/ポール・ドハティー
「先カンブリア時代へタイムトラベルをしたら」、「ブラックホールに落ちたら」等非現実的な死に方から
「眠れなかったら」「人混みで将棋倒しに巻き込まれたら」等現実的な死に方まで、科学的に説明の小ネタ集。どこから読んでも面白い。
宇宙系のネタがほぼ「プラズマとなり最後に輝く」が、『死んでお星様になる』という言い回しみたいで愉快。
2週間眠らないと永遠の眠りにつくらしい。睡眠環境ってやっぱ大事。
ウメちゃんの肉球。肉球も三毛猫っぽい。
昼間、8月から手伝ってたデータを宅配便で入稿(数ギガあるので)
このギャラ、新しい「Mac mini」の購入資金にしようかとぼんやり考える。
Mac miniとはいえ、今度のモデルはメモリやストレージのカスタマイズ次第で結構な金額になりそう。
ビーたんとタマオ、仲良く日向でまったり。
最近読んだ本
「ラブという薬」いとうせいこう/星野概念
精神科、心療内科の敷居を低くしてくれる。
自分に合う医者を探してもいいと推してくれるのはありがたい。
承認欲求のメンドくささも考えさせられた。
「損をやたらに嫌う社会はつまらなくなる」、には膝を打つ。無駄の中に楽しみや幸せってひそんでるよね。
「お金が増える不思議なお金の話」佐藤治彦
貯蓄や投資の方法はほぼナシ。お金についての「考え方」「付き合い方」のエッセイ。
「てんや」のサンキュー天丼、ペリエの箱買いなど、細かいお金にこだわる反面、
行きつけのお店への無償の心配りなど、「お金の使いどき」の参考にはなる。
お金、あの世までは持ってけないので、生きてるうちに上手く使いたい(足りなくなる可能性の方が大だが)
「皇帝と拳銃と」倉地淳
「なるほどー!」と膝を打ちたくなる、突飛じゃない「トリック」「謎解き」。面白かった。
まるで死神の乙姫警部(B級アイドルやアングラ演劇など趣味が広い)、超イケメンな鈴木刑事と、続編が出来そうな設定。楽しみ。
この本で初めて「うっそり」という言葉を知りましたw
「死神刑事」大倉崇裕
無罪判定が出た事件を再捜査するために警視庁の方から来る儀藤堅忍、あだ名は「死神」。小太り、ハゲ気味、黒縁メガネで死神というより「喪黒福造」(というか森永卓郎)のようなイメージで意外といい人。
ラストのオチも気が利いていて読後感もよく。シリーズ化しないかな。
「師匠歌丸」桂歌助、読んだ。
歌丸の心の広さが半端ない。妻、富士子さん超いい人じゃん!
歌助さんの「しくじり」っぷりがシャレにならないレベル。よく発表する気になったなーと思う。
たまに歌助さんの「一笑会」でご一緒するリツコさんと「歌丸さんは弟子の扱い方が下手なのでは?」と話した事があったが
どうやら違う…?とにかく立派過ぎるよ歌丸。
私の好きな柳昇師匠(故)がちょっと登場しててウレシイ。
ねこ師匠ぽくRAW現像してみました
便秘が続いてるので病院へ。獣医さんが「最近食欲落ちてるでしょ?便の量が少ないけど押し出す筋力も弱まってて気持ち悪いんだろうねー」と。確かに最近、フード残しがちなウメ。むむむ。
どっちもビーたん。瞳の大きさで、ネコの印象ってスゲー変わる。
最近読んだ本
「神恐ろしや 宮司が語る神社をめぐる不思議な話」 三浦利規
民俗学的な不思議系話がメイン。あんま怖くはない。
が、最初の2話が救いようのない話でモヤモヤ(呪殺と、鳥越神社の禁忌)。
地方の小さな神社の謂れが面白い。
「瑕疵借り」 松岡圭祐
事故物件のロンダリング?を生業とする「藤崎」が名探偵過ぎて面白い。
人の死が前提の話だけど、ラストはどれも希望が見えて後味のよい短編集。続編読みたい。
NHKの断り方、初めて知った。ナビタンに登録しろ、です。
「美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔」 中野京子
西洋画の「美形』さんにまつわるエピソード。
美しい人はネタに事欠かないのは昔も今も同じ。
世界中の『スザンナと長老たち』を集めた展覧会を一度見て見たいと思う。
「不在」彩瀬まる
主人公が7歳まで一緒に暮らした、24年没交渉な父の「家」を相続で譲り受けることに。
親の家のお片づけ小説かと思ったら全然違った(笑
離れて暮らした方が長いのに「血は水よりも濃い」を思い知らされる主人公(性格悪め)、気づいてヨカッタね(って小説だけど)。
洗濯したてのクッションでいい気になってるビーたん。
遊びに夢中なタマオくんは本当にカワイイ。
8月読んだ本
「呪術」 初瀬礼
アフリカの呪術のための「アルビノ狩り」(本当にある)がタンザニアから東京へと。
スピード感のある進行で一気読み。もう少し格闘シーンや心理描写にページを費やして欲しかった。「悪逆非道な行為をした者はその報いを受けると思わないとやってられないが、あっけなく死」んじゃうラストで少し物足りない。オリンピック後の、中国・ロシア・アフリカのマフィアが暗躍する東京が舞台。今の六本木、錦糸町は既にそんな感じだよね。
「3000円の使いかた」 原田ひ香
社会人2年目で貯金に目覚めた美帆、若くに結婚してお金にシビアな生活してる真帆、友人の熟年離婚や自身のガンで夫との関係を見直す母・智子、73歳にして「働きたい!お金が欲しい!」とパートを始めた祖母琴子と、様々な年代の「お金」づきあい短編集。ラストの「奨学金問題」は「みんな、いい人過ぎ!」な展開でしたが面白かった。
「定年オヤジ改造計画」 垣谷美雨
この小説は日本の主婦の怒りが詰め込まれてた。日本の「オット」は一応目を通した方がいいよな内容。
『男を朝から晩までこき使うためには、家で家事育児全部を引き受けてくれる女が必要だったってことだろ?』
『国の策略にまんまと引っかかったんだべさ。年寄りと赤ん坊の世話を女にさせてりゃあ、福祉に回す金を削れるがらさ』
主人公の兄弟の会話が勉強になりました。
『この地獄を生きるのだ』 小林エリコ
ブラック零細編集部に就職してメンタル壊し自殺未遂した著者。しかし、うつ病の治療に通う『地域に1件のメンタルクリニック』が拝金主義で更にブラックな対応という。
(ウツの人にエビデンス収集のため?統失の薬を注射するとか。怖いよ!)まさに生き地獄でお気の毒過ぎる。
お隣さんに電気泥棒されたり…著者に平穏な毎日が訪れるよう祈らずにはいられない…。